はじめに

今回は、Cursor v0.45で新しく登場した「Project Rules」機能について解説するね。Project Rulesは、プロジェクト内の特定のファイルやフォルダに合わせて、AIの動作を自動的にカスタマイズできる超便利な仕組みだよ。これを使えば、必要なときだけルールが反映されて、開発効率がぐんとアップするから、みんなもぜひ試してみて!

目次

  1. Project Rulesとは
  2. Project Rulesの使い方と設定方法
  3. 旧機能「.cursorrules」との違い
  4. 使用シーンと使い分け
  5. 参考リンク
  6. まとめ

Project Rulesとは

Project Rulesは、Cursor v0.45で追加された新機能で、プロジェクト内の特定のファイルやディレクトリに合わせて個別のルールを適用できる仕組みだよ。例えば、CSSファイルだけに専用のコーディングルールを適用するなど、必要な情報だけをピンポイントで反映できるのが特徴だよ。

Project Rulesの使い方と設定方法

1. 設定場所

まずは、Cursorアプリのメニューから「Cursor > General > Project Rules」を選択して、「Add new rule」をクリック。そうすると、新規ルール作成画面が表示されるよ。

2. ルールファイルの構成

Project Rulesのルールは、プロジェクトフォルダ内の .cursor/rules/ に、拡張子 .mdc のMarkdownファイルとして保存するよ。基本の構成はこんな感じ:

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4
5
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7
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description: CSSファイルのコーディング規約
globs: "**/*.css"
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# CSSスタイルガイド

ここにCSSに関するルールやガイドラインを記述します。
  • description はルールの概要説明
  • globs はルールを適用するファイルやフォルダのパターン(例:**/*.css
  • 本文には、詳細なルールやガイドラインをMarkdown形式で記述

3. 自動適用の仕組み

保存されたルールは、編集中のファイルが設定したパターンに一致すると、自動的にAIのコンテキストに追加される仕組みになっているよ。たとえば、Pythonファイルを編集してる間は、Python用のルールのみが適用されるから、余計な情報が混ざらず快適に作業できるんだ。

旧機能「.cursorrules」との違い

従来の .cursorrules は、プロジェクト全体に同じルールを一括で適用するグローバルな設定だったけど、Project Rulesは次の点で進化してるよ:

  • 管理の柔軟性
    • .cursorrules:1つのファイルで全ルールを管理
    • Project Rules:複数のルールファイルに分けて管理でき、見通しがよくなる
  • 適用条件の細分化
    • .cursorrules:常に全体に適用
    • Project Rules:ファイルやディレクトリに合わせた条件で適用できる
  • 将来的な方向性
    • 公式では、Project Rulesへの移行が推奨されているよ

使用シーンと使い分け

Project Rulesを使うシーン

  • 特定の拡張子やディレクトリに限定してルールを適用したい場合
    例:CSS、JavaScript、Pythonファイルに対して個別のルールを設定
  • 状況に応じて必要なときだけ動的にAIへ指示を送る場合
    例:テストコードを編集中のみ特定のルールを適用

.cursorrulesを使うシーン

  • プロジェクト全体で必ず守るべき基本方針やルールを設定する場合
    例:全記事共通のコーディングスタイルやSEOルールなど、常に適用する設定

参考リンク

まとめ

Cursor v0.45で導入されたProject Rulesは、プロジェクトごとに最適なルールを自動適用できる革新的な機能だよ。これで、作業効率がグッとアップし、不要な情報が混じらなくなるから、チーム開発にも大活躍間違いなし!ぜひこの機能を活用して、快適な開発環境を実現してね。